咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

エピソード2. 統計

過去のデータは未来を予測するために便利なものだ

2015年11月。治療を終了して退院した私はいくつかの数字を知っていた

 

私の身体の部位に、私と同じ大きさの悪性腫瘍ができた者の5年生存率5%

治療をすることで、5年生存率は20%になるが、治ることはない

がん告知を受けた者が自殺する確率は、そうでない者との比較で20倍

がん告知を受けた者が離職する確率は40%

私は57歳。定年は60歳。5年生存率は20%

 

それで、私はどうすればよいのか?

 

残された時間が短いことはわかった

残された時間の使い方をどうすれば良いのか?

 

大切な者を大切にしたい

どうしたら、『大切にされた』と思ってくれるのか?

 

悔いのない人生などないことは知っている

それでも悔いを少なくするにはどうすれば良いのか?

 

死んだら、どこにいくのか?

 

私の全てが消えてしまうのか?

 

私は、どうすれば、いいのか?

 

 

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人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話