咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

リボーン5. 出会い

恩田陸さんとは「夜のピクニック」で偶然に出会ったのだ。 そう思い込んでいました。 それは偶然の運命的な出会いでした。 「今は今なんだ。今を未来のためだけに使うべきじゃない」 「お前にはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのは…

リバース6、 景色

何年ぶりに読み返したのだろうか。 何故、読み返したいと思ったのだろうか。 何度読んでも、最後の「ついしん」で泣けてくる。 それでも、読む度に「違う景色」を見ているような気がする。 それは「幸せ」についての「理解が」、読む都度に変わっているから…

リバース 5. 再会

恩田陸さんとは「夜のピクニック」で偶然に出会ったのだ。 そう思い込んでいました。 それは偶然の運命的な出会いでした。 「今は今なんだ。今を未来のためだけに使うべきじゃない」 「お前にはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのは…

リバース4.選出

インフルエンザA型に罹患していまいました。 肺炎になることを心配して会社も休みました。 ブログも休んでしまいました。 休んでいる間に、「やりたいこと」を考えました。 「やりたいことを10個、いや100個上げてみる」 というのは、コーチングなどで…

リバース 3 子供

小児がん「自分は何者か?」 という問いは、このブログで繰り返してきた 「人間は何のために生まれてくるのか?」 と同じ問いです。そして、 「自分は何を目的として存在しているのか?」 という自分の存在理由を問うものです。 自分の存在理由というものが…

リバース 2 瞬間

複数の友人たちの絶賛の声に背中を押されて、 ようやく映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。 ドキュメンタリーでないことを知りつつも 最後のライブシーンには圧倒されました。 以下は映画の感想ではなく、 映画の中の一言から、私が思いめぐらせたこ…

リバース 1 愛情

新年あけましておめでとうございます。 昨年末には、「何処か」に辿り着いたかのような書き方をしてしまいました。 しかし、実は私はようやく「スタートライン」に立ったのだ。 ということには気づいています。 何かを「悟った」とか、何処かに「至った」な…

リブート22. 解答‐6

「この夏、箱根の『星の王子さまミュージアム』という所に行きました。 私はその時に、サン・テグジュペリの『星の王子さま』と『再会』しました」 清水先生は興味深そうに私の話を聴いてくれます。 「『星の王子さま』というのは、 『特別な存在』だったと…

リブート21. 解答-5

「『何者』かになれない。その苦しみはどうなりましたか? 」 清水先生が笑顔で私に問いかけてきます。 私はがんになって初めて、たくさんの『何者』でもない人たちが、壮絶な闘病の日々を送っていることを知りました。 さまざまなものを失いながらも、生き…

リブート20. 解答‐4

「『人間は幸せになるために生まれてくる』 という宮澤賢治の「教え」は、私が生きる指針となりました。 ですから、私には「自分探し」なるものは必要ではありませんでした」 清水先生は黙って私に話を促します。 「そんな私は大学生になって、久しぶりに 『…

リブート19. 解答‐3

清水先生の眉が上がります。 「機嫌というのは、簡単に悪くなります」 清水先生が眉を開きます。 「しかし、簡単に悪くなるということは、 簡単に良くなるということでもあります。 そして、簡単に変わるということは、自分でバランスをとることができる。つ…

リブート18. 解答‐2

「『ブラタモリ』という番組があります」 私は例を挙げて説明します。 「タモリさんがその地域の歴史や地形を紹介する番組ですが、観てると気分が良くなる」 清水先生がうなづきます。 「別に地形や境界なんかに興味がなくても観ていると楽しい。 何故かな、…

リブート17. 解答-1

「先生、私の『人生でほんとうに大切なこと』がようやく言語化することができました」 今日は今年最後の通院日。 つまり精神腫瘍科清水研先生の外来日です。 昨年の最後の時間は、終わったばかりの駒込教会での講演会の話題でした。 今年の最後の時間、私は…

リブート16. 兄妹

妹が上京してきた。 彼女は、埼玉にいる次女の様子を見に来たり、長年続けている組み紐案件を理由に年に数回上京してくる。 今回の上京の目的は、ユーミンのコンサートだった。 しかも、史上初のベスト選曲による松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling thr…

リブート15. 本音

「千賀さんが本当にやりたいことは、何ですか?」 コーチングというものに、初めて接した時の質問だった。 その時の私は、思わず本音を答えた。 私が本当にやりたいこととは、何者かになることだ。 というような内容のことを答えた。 しかし、あれから20年近…

リブート14. 予感

何かの出来事や事象を、「不思議だ」と思うのは、 「不思議だ」と、私が勝手に思ってしまうだけのことだ。 そんなことはわかっているのだけれど、 高橋一生さんという役者さんが、私の人生の節目節目で、 私に影響を与えるような役を演じていることに気がつ…

リブート13. 理解

「自分は正しい選択をしているのでしょうか?」 かつて、私は清水先生に問いかけた。 自分に残された時間がわずかしか無い。 そう思いこんでいた私は時間を無駄にしたくなかった。 道に迷っているヒマは無い。正しい道を歩きたい。 「千賀さんにとっての正し…

リブート12. 更新

このブログの更新を楽しみにしてくれている人がいる。 私の病状を心配してくれている人にとって このブログの更新は「安否確認」になる。 その内容によっては、さらに「現状確認」をすることもできる。 そんな最近の私は、変化の過程にあるようだ。 心身の状…

リブート11. 声援

「がんばれ~」という声援よりも 「かっこいい~」という声援を受けたほうが良い結果がでる。 というTV番組を観た覚えがある。女性から男性に対する声援であったからか、妙に納得を覚えた記憶がある。 ところで、最近、立て続けに「声援」をいただいた。 …

リブート10. 未来

体調不良で会社を休む。 確かめたいことがあって、映画「マトリックス」を久しぶりに見た。 預言者の言葉を確かめたかった。 モーフィアスへの予言は「あなたは救世主を見つける」 トリニティには「あなたが愛した人が救世主になる」 ネオには、救世主ではな…

リブート9. 雑音

「人生でほんとうに大切なこと」にも描かれていたが、 痛みは薬によってコントロールする。 いつまでも痛みが続くのだから、いつまでも服薬が続く。 「疼痛コントロール」の副産物として「眠気」や「注意力低下」が起きている。そんな私は緩和ケアの担当医に…

リブート8. 伝言

「人生でほんとうに大切なこと」の著者、稲垣麻由美さんの 友人でもあり、絵本コーディネーターでもある東條知美さん。 その彼女が「平成で最高の愛の絵本」とオススメしてくれるのが 「星につたえて」(安東みきえ 文 吉田尚令 絵) 贈り物として買ってみた…

リブート7. 再会

昨年10月19日に「人生でほんとうに大切なこと」が出版された。 そして、国立がん研究センターの清水研医師と著者の稲垣麻由美氏による講演会が開催された。 12月10日に駒込教会での講演会に来てくださった方が、 来る10月27日に大船観音寺にて清水先生を交え…

リブート6. 奇跡

「千賀くん?!」 オープンカフェにスカして座っていた私を、大学の同級生が偶然通りがかりに発見してくれた。 彼女はこのカフェのご近所にお住まいなのだ。 「元気そうでよかった」 彼女は、いつもと同じように喜んでくれた。 「私が入院した時からずーっと…

リブート5.曙光

7月以来、私はこのブログを更新することを躊躇してしまっていた。 ひとつは日経新聞に記事がでたこと、 さらには講演会のビデオがYouTubeで公開されたことで、 「精神腫瘍科の存在を知らしめる」 という、私のミッションに一段落がついたような気持ちになっ…

リブート.4 共有

「精神腫瘍科を是非取り上げていただけないでしょうか」 こんな件名で、マスコミの投稿先に情報提供してくれた人がいる。 「精神腫瘍科とは、がん患者のための精神科医だそうで、あまりその存在は知られていないと思います。私も友人から聞き初めてその存在…

【拡散応援希望】精神腫瘍医を知っていますか?

精神腫瘍医の存在を、がん患者や家族に伝えたい。 絶望の淵から希望を見上げるようになった道筋を伝えたい。 何故なら、それは、誰にでも≪再現≫できることであろうから。 その思いで、「人生でほんとうに大切なこと」という書籍の出版にかかわった。 そんな…

リブート3.提案

私が記録したいのは 「友だちが死ぬ(かもしれない)」という時の、 「人の振る舞い」ということになるかもしれない。 友人が死に直面したことを知った時に、人はどう≪対応≫するのか。 さまざまな≪対応≫を体験した者として、普遍性が高いであろうと思う≪対応…

リブート2. 敬意

私は、彼らのことを記録に残したい。 私に力をかしてくれた人たちのことを、彼らの行動を記録に残しておきたい。 人はその人なりに、大変なことを抱えている。 この世に、なんらかの「問題」を抱えていない人などいないはず。 それでも、私に手を差し伸べて…

リブート1. 使命

何のために自分はこの世界に生まれてきて、限られた時間を過ごすことになったのか。 誰もがそれを知りたいと思う。 自分だけが成就できること。 自分がそれを果たさなければ、誰も自分の代わりになれないようなこと。 それこそが、使命というものなのだろう…