咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

2017-07-16から1日間の記事一覧

夢の街の話  1

バクという動物は夢を食べるといわれています。 ある街の動物園に、新しく、バクが来ることになりました。 小さな動物園で動物の数も少なかったし、みんなは、バクという動物を見たことがありませんでしたから、みんなワクワクして待っておりました。 「バク…

夢の街の話 2

「みなさん」 飼育係さんがそういったとき、マイクがキイ~ンといいました。 「私はバクのことを調べに行ってまいりました。とても長く辛い旅でした」 ここで飼育係さんは大きなため息をひとつつきました。 「私はこの眼でバクを見てきました」 広場に集まっ…

夢の街の話 3

その翌朝、一人の人が目が覚めた時にヘンな気がしました。いつもと同じような朝でしたが、ちょっとだけ違う感じがしました。そんな「ヘンな感じをする」という人が何人もでてきました。 「なんか、ヘンなんですよ」 「そう、なにか、ヘンなんです」 「どうい…

夢の街の話 4

園長さんは、キョトンとしましたが、すぐに真っ青になりました。そして、やっとのことで市長さんに電話で報告しました。 その夜、市長さんの家で、市長さんと園長さんと飼育係さんの三人が会議を開きました。そして、ひとつのことを決定しました。その決定事…