咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

アクション16. 本質

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『人生でほんとうに大切なこと』に込められたメッセージ

 そんなタイトルで、応援団員Uさんが、社内SNSに記事をアップしてくれた

 転載許可を得たので、ここに記していく

 

↓ここから

 この本は精神腫瘍科を広めるための本、と思っていましたが、

 実はそれは「一面の真実」でしかないことが、読み進めてゆく中で見えてきました。

 清水先生は、癌患者が抱える漠然とした不安を、以下の3つに細分化・見える化することで、対処可能な不安へと変えてゆきます。
1.死に至るまでの過程の恐怖
2.自分がいなくなることによって生じる現実的な問題
3.自分が消滅するという恐怖

 最近の自殺願望を持つ若者に起きた事件にもある通り、

 誰にでも、時には自死を求める漠然とした不安はあるのだと思います。
(癌患者の自死率は平均の24倍なので、一般の人よりも高いストレスに曝されているのも事実です。)

 人は漠然とした不安に直面すると『負のスパイラル』にはまってしまい、

「ますます深みにはまって行く」と清水先生は語ります。

 誰もが心の底に沈めている姿の見えない不安に対し、清水先生の「不安に対する対処方法」は、実は非常に汎用性の高いものだと思います。

 この本は

「癌の人はこんなに大変な思いをしている。だから健康な私達はつまらない事でクヨクヨ悩むべきでない!」と
読み解かれてしまうと、真実には至りません。

 

 不安を細分化し、言葉にすることで対処可能な不安に変えてゆく、

 これは自分自身との対話でしか実現できない。
 

 そして、人は自分一人では正しい対話方法が見つけられないことが多いため、

 専門家による手助けが必要になります。

 人は知らず知らずの内に、暗黙の前提条件の下で対話を進めてしまいますが、

 清水先生は、その前提条件が沢山ある仮定の一つでしかないことを

 気付かせてくれます。

 見えていなかった選択肢を見つけることで、

 自己の対話はより広がりを見せ、深化してゆく。


 全ての人にとって、自己との対話の重要性を伝えることも、

 著者がこの本にこめたメッセージなのではないか、と思っています。

 

↑ここまで

 

 

私たちは「この本は、【がんの本】ではない」と、言い続けてきた

 

清水研先生、 稲垣麻由美先生、きちんと伝わっていますよ

 

人生でほんとうに大切なこと