咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

はざまのカミサマ 8 胡蝶

モンシロチョウは、ハラハラチラチラと飛び回ります。

モンシロチョウは、いつか雪景色の中を飛んでいました、

 

「白い雪に白い蝶か」

白い狐面の従者がクスクスと笑いました。

 

三狐神は胡蝶の精霊が「飛び込んだ世界」を見透かしました。

 

はざまのカミサマの世は、すべての世界とつながっています。

 

あまり知られていませんが、世界は沢山あるのです。

その沢山の世界の中から、モンシロチョウの姿を得た胡蝶の精霊は雪が降る世界を選びました。

 

白い雪を割ってほころぶ紅梅の花が一輪。

 

三狐神にも見えました。

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