咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

はざまのカミサマ51

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歴史上には、その流れを変える「特異点」があり、その「特異点」はいわゆる「傑人」によってもたらされます。

 

「はざまのカミサマ」の使徒は、歴史の「特異点」に現れることは間違いなさそうです。

 

そして、その目的はどうやらこの国での「唯一絶対神」への信仰を妨げることらしく、

その方法として、この国の全ての権力を集中させた「絶対君主」や「独裁者」の存在を許さない。という方法をとるようです。

 

その証として、この国には、この国の全ての権力を集中させた絶対君主はいません。

瞬時には「天下人」として輝いた者も、その権力を自分の後継者に伝えられた者はいないのです。

 

かつて中央集権国家を築こうとした聖徳太子

律令国家という中央集権国家を築いた天智天皇

壬申の乱でその国家を継承した天武天皇

桓武帝の後継者平城帝は嵯峨帝との権力闘争に敗れます。

 

この国の権力者が、天皇家から藤原氏などに「分散」したのには、

このような理由があったのかも知れません。

 

「はざまのカミサマ」とは、この国土に存在する全てのものの精霊の王です。

草木国土の悉皆に、「精霊」が宿る国の「精霊の王」は、

神様や仏様がこの国に来ることを拒みませんでした。

それらの神様や仏様と、精霊たちは共に存在することができたからです。

そのために、「この世」と「あの世」のはざまに、「はざまの世」を作り、はざまのカミサマはその世界にこもりました。

けれども、「唯一絶対神」だけは、「己以外の全ての存在を否定する神」として、この国で栄えることを妨げようとしたようです。

 

そういえば、沙門空海室戸岬御厨人窟で修行中に

「明星が口に飛び込んできた時に悟りが開けた」

とのことでした。

この後、空海は唐に渡り「真言密教」を日本に伝え、「弘法大師」となります。

空海は嵯峨帝に仕えます。