咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

はざまのカミサマ外伝.西行15

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西行は孤独でした。

 

その孤独から抜け出るために「反魂の術」を使って「人造の友」を求めました。

 

この噂は、そのまま、西行の出家の理由の謎を解く鍵になるかも知れません。

 

武家貴族の棟梁という良家に生まれ、しかも生家は裕福であった。

美貌の妻と可愛い子ども、跡取りにも恵まれた。

身体は頑健で、武勇に優れるのみならず、その外貌は端麗。眉目秀麗。

そして、天才歌人

 

青年佐藤義清には、自分と肩を並べてくれる者はいない。

そう二十三歳で見切ってしまったのかもしれません。

 自分を理解してくれる者はいない。

そんな孤独な佐藤義清に、「はざまのカミサマ」の狐神が近づいたとしたら…。

 

佐藤義清に近づいたのは、

青狐の「月」だったのでしょうか?

赤狐の「花」だったのでしょうか?

白狐の「雪」だったのでしょうか?

黒狐の「風」だったのでしょうか?

 謎をとく鍵は、いくつか残されています。