咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

はざまのカミサマ外伝. 西行16

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仏は常にいませども

うつつならぬぞあわれなる

人の音せぬ暁に

ほのかに夢に見えたまふ

 

はざまの世は、夜明け前の「かわたれどき」か日没直後の「たそがれどき」に、

「この世」と繋がると言われています。

「彼は誰(かわたれ)時」も「誰そ彼(たそがれ)時」も、

「禍時(まが時)」と呼ばれる不思議な時間帯でした。

 

 時間帯、といっても、それは刹那に近い瞬間でもあります。

 

そんな刹那に、

この国の神羅万象の生命の精霊王と「繋がる」ことができる

能力を持つ稀有な人間。

 

彼らには、太古からの精霊の記憶のようなものがあるのでしょうか?

 

「はざまのカミサマ」が彼らに近づいたのではなかったのです。

彼らが「はざまのカミサマ」に気づいたのです。