咲きも残らず 散りもはじめず

今日見ずは くやしからまし 花ざかり 咲きも残らず 散りもはじめず               ー満開に咲く花を歌った古歌よりー

エピソード7. 応援団

私が考えた「生きた証し」とは、

・「がん専門の精神科医」がいることを

・私が1年かけて学んだ「悔いのない死に方」

 を人に伝える本、ということだった

私は、そんな本を作りたかった

 

その本はきっと世の中の役にたつはずだ

 

私は親友に相談した

「趣旨はわかりました。私も

『がんになったと思ったら、精神的に大混乱に陥るのだよ』

 と、いわれたら、

『そりゃそうだろうな。やはり、死の宣告と受け取って混乱するだろうな』

 と、想像できます

 でも、今まで知らなかった。

 私の周りのがん患者は、私に何も言わなかった。

 それと同様に、がん専門の精神科医の存在を知らなかった。

 聞けば、

『そりゃあそうだろうな。他の精神科医とは違う資質や訓練が必要だろうな』

 とは思う。

 でも、聞いたことがなかった。