咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

リバース 3 子供

小児がん「自分は何者か?」

 という問いは、このブログで繰り返してきた

「人間は何のために生まれてくるのか?」

 と同じ問いです。そして、

「自分は何を目的として存在しているのか?」

 という自分の存在理由を問うものです。

 自分の存在理由というものが、

 いわゆる「自分のアイデンティティ」ということになるのでしょう。

 

 ところで、私は「人生が有限である」ということを

 知識として知ってはいましたが、理解していたかどうかは不明です。

 そんな私はがんになって初めて、

「人生が有限である」ということを理解しました。

 そういう意味では、がんは不思議な病気です。

 

 私は人生の下り坂でがんになりましたが、

 若くしてがんになる人もいます。

 いや、小児がんの患者もいます。

 

 「自分は何者なのか」

 がんになった子どもも、自分に問いかけることでしょう。

 「自分は何のために生まれてきたのか?」

 がんになった子どもも、自分に問いかけることでしょう。

 「なぜ、自分には時間が与えられなかったのか?」

 

 その子だちの問いに、答えられる人はいないかもしれません。

 けれども、精神腫瘍医をはじめとするサイコオンコロジストであれば

 彼らに寄り添ってあげることができるかもしれません。

 

 そして、私たちのようにがんを体験した大人たちにも、

 彼らにしてあげられることがあるかもしれない。

 かつて小児がんであった方との出会いから

 私はそんなことを考え始めました。

 

f:id:syukugami:20181226222919j:plain