咲きも残らず 散りもはじめず

今日見ずは くやしからまし 花ざかり 咲きも残らず 散りもはじめず               ー満開に咲く花を歌った古歌よりー

2022-01-01から1年間の記事一覧

はざまのカミサマ 20

平安を求めるために、四方を神々に護られた都を作る。 さらには、鬼門にあたる叡山の地に、鎮護国家の寺を新設する。 これまでの仏教の経文や呪文に加えて、密教の真言を唱える。 これだけでは、「天下静謐」は得られないことを、 桓武帝は知っていました。 …

はざまのカミサマ 21

日本人は、 ━世界の東の果てに連なる島々から成る「日本」というクニの住人を「日本人」と呼ぶとして、 日本人は、その歴史の上で、他の民族から征服された経験を持たない、稀有な民族といえます。 さらにいえば、大和朝廷という一つの王朝を、二千年近く戴…

はざまのカミサマ 22

歴史上には、その流れを変える「特異点」があり、その「特異点」はいわゆる「傑人」によってもたらされます。 「はざまのカミサマ」の使徒は、歴史の「特異点」に現れることは間違いなさそうです。 そして、その目的はどうやらこの国での「唯一絶対神」への…