咲きも残らず 散りもはじめず

今日見ずは くやしからまし 花ざかり 咲きも残らず 散りもはじめず               ー満開に咲く花を歌った古歌よりー

はざまのカミサマ.6

 

仏は常にはいませども 現ならぬぞ あはれなる

人の音せぬ暁に ほのかに 夢にみえたまふ

 

はざまのカミサマは、たそがれ時や彼は誰時には

ヒトにも、その姿が見えることがあります。

 

たいていは、カミサマの従者たちの姿を見て、

はざまのカミサマと見間違えるのですがね。

 

はざまのカミサマは、

神様や仏様と間違われることもあります。

 

はざまのカミサマは、

もののけ」と呼ばれることもあります。

「物の怪」と書いて、「もののけ」と読みます。

 

はざまのカミサマは、

 

「この世」と「あの世」のはざまの世で、

 

もののけたちを従えて、

もののけたちの王として

このクニのヒトたちのすぐ後ろに常におわします。