咲きも残らず散りもはじめず

タイトルは満開に咲く花を歌った古歌より

はざまのカミサマ 2

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はざまのカミサマの世界は、

たとえば、昼と夜のはざまの「黄昏」のように曖昧な世界です。

たとえば、夜と朝のはざまの「夜明け」のような刹那の世界です。

 

そんな世界に、はざまのカミサマはいつでもいます。

 

はざまのカミサマには三人のが従者がいます。

「三人」といっても人ではありませんが…。

「三狐神」と呼ばれる彼らは、はざまのカミサマの周囲の三方にいます。

昇る太陽を背にする、つまり、東にぬかづく青い狐面をつけた従者。

中天の太陽を背にする、つまり、南にぬかづく赤い狐面をつけた従者。

沈む太陽を背にする、つまり、西にぬかづく白い狐面をつけた従者。

三狐神が見上げる方向、つまり、北に、はざまのカミサマはいます。

 

「三」の次は「死」です。

はざまのカミサマはすべての「命」にかかわるカミサマでもあります。

とはいえ、はざまのカミサマは「死神」というわけではありません。

 

すべての「いのち」は、時が経てば必ずはざまのカミサマの世界に至ります。

「いのち」というものは、そうものなのです。