咲きも残らず 散りもはじめず

今日見ずは くやしからまし 花ざかり 咲きも残らず 散りもはじめず               ー満開に咲く花を歌った古歌よりー

星の魔法使い1

その街の外れにある星見やぐらには、星占いのおじいさんが住んでいました。

このお爺さんは、子どもと星がお話をする魔法を使うことができました。

おじいさんは魔法使いだったのです。

人は誰でも空に一つだけ「自分の星」を持っているのです。

おじいさんは、子どもにその子の星の言葉を伝えてあげていたのでした。